サルスベリ(百日紅)

木登りの得意なサルでさえ滑るという事からその名の付いた、
滑らかですべすべとした樹皮が特徴のサルスベリ。
中国南部原産で、日本には江戸時代以前に渡来しました。
東北南部以南の本州・四国・九州で栽培可能。品種改良が盛んに行われているため、最近は様々な花の色のサルスベリを見かけるようになりました。
鮮やかな花を長期間咲かせるサルスベリは、
真夏の青い空によく映えます。
 
科名 :ミソハギ科の落葉小高木
樹高 :3~9m
花期 :7~9月
実熟期:11月
 
 

[植え方]
夏の花の少ない季節に、庭に彩りを与えてくれる重宝な花木。漢名の「百日紅」は長期間咲き続けることから。
和風・洋風・雑木の庭など、どのような庭にもよく合いますが、花房の美しさと共に薄く剥がれ落ちる
独特の幹肌を楽しむ為に、混植を避けます。秋に熟す実は、直径約7mmの球状。乾燥する場所や日陰に
植えると、次第に葉に元気がなくなり樹勢が衰え花付きが悪くなり、アブラムシの吸収加害による
すす病の併発や、うどんこ病など病害虫が発生しやすくなります。日当たりの良い湿潤地を選び、
根鉢より大きめの植え穴に、完熟堆肥や腐葉土等をたっぷりとすき込み、腐食質に富んだ土壌に
やや高めに植えつけます。必ず八ツ掛け支柱をして下さい。

[剪定・整枝]
放任しておくと小枝を多数出し、花房も小さくなってしまいます。
サルスベリの花芽は、新梢の先に形成されるので、落葉後の12月~翌年2月頃までの間に、
思い切りよく太い枝を切りつめます。強剪定を続けると、数年で枝先がコブ状になりますが、
出来たコブも切り落としてかまいません。

[肥料]
1~2月頃寒肥として、株の周りに穴を掘り堆肥や腐葉土、鶏糞、油粕を埋め込みます。

[病害虫]
《アブラムシとすす病》
梅雨から夏頃に多く発生。葉裏や花房、小枝や樹幹に吸汁性害虫のアブラムシが群生すると、
樹勢は著しく衰え、これに伴いすす病を併発します。すす病を防除するには、
寄生しているアブラムシを駆除する事が大切です。夏は早朝か夕方の涼しい時間帯に、
オルトラン等の薬剤散布をします。

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