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ウンシュウミカン(温州蜜柑)

「雪が降る富山県で本当に育つの?」とよく聞かれるミカン。
この時期あちこちの玄関先で、たわわに実った見事なミカンの木を見かけます。上手く育てると黒部でも十分栽培可能な事、また風水では、西に黄色の実が成る木を植えると、金運+家庭運UPにつながる事から、最近一番人気の果樹です。
温州ミカンは、鹿児島県が原産地。中国から遣唐使がもたらした柑橘類の種子から、偶然発生したものと考えられています。
暖かな関東以南が適地ですが、柑橘類の中では比較的寒さに強いので、冬の冷たい乾燥した風から守る防寒対策が、枯死させない大切なポイントとなります。

科名 :ミカン科の常緑低木
樹高 :3~4m
花期 :5月
実熟期:11~12月

[植え方]
鹿児島県長島が原産地とされ、遣唐使がもたらした種子から偶然発生した温州ミカン。
原木には多数の種子があり、明治時代に入ってから種子の少ない優良系が突然変異で発見されました。
ミカンといえば温州ミカンというほど一般的で、果肉は甘く柔らかく、程よい酸味と果汁が特徴です。
ミカンを上手く栽培する決め手は、夏の害虫駆除と冬の防寒対策です。
日当たりの良い場所に大きめの植え穴を堀り、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込んでから、苗の根を
四方によく広げて、やや高めに植え付けるようにします。根の活着を良くするために、支柱は必ず必要です。
(※今回温州ミカンについて取り上げましたが、その他の品種も育て方はほぼ同じです。)

[剪定・整枝]
3~4本主柱の開心主枝半円形状に仕立てます。
1本の主枝には4~5本の亜主枝を作り、不要な徒長枝は付け根から切り落とします。
成木の剪定は、太陽の光が内部まで入るように、密生した枝を適度に間引きます。

[肥料]
2月、6月、11月の年3回。
2月は寒肥として、樹冠の下に数カ所穴を堀り、腐葉土や堆肥+鶏糞を混ぜ合わせたものを埋め込みます。
6月と11月は、油粕+骨粉を混ぜ合わせて施します。

[摘果]
沢山実ると嬉しいのともったいないのとで、摘果作業を怠りがちになりますが、
毎年確実に果実を得るためには、適切な時期に必ず行って下さい。
摘果の時期は、自然落果後の7月中旬~8月頃。20葉に1果、良果を残し残りは全て摘除します。

[病害虫]
ミカンの害虫として最も多いアゲハチョウによる被害。
幼木は生育が遅いので、葉を食べ尽くされるまで放置すると、樹勢が衰えます。
家庭果樹栽培程度であれば、アゲハの幼虫を見つけたら、こまめに捕殺するとよいでしょう。

[防寒対策]
冬場、空気が乾燥し葉面からの水分蒸散が起きると、葉内の水分が減少します。また、寒さで地温が下がると、
根の働きが弱り吸水力が低下します。最低気温が零下5度以下になると、越冬できずに枯死してしまいます。
地温を保つために、敷き藁や堆肥・腐葉土などで土を覆い、地上部は縄で縛った上からコモを巻き、冷たい風
から守る事が非常に大切です。

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