ムクゲ(木槿)

連日猛暑のなか、次々と花を咲かせる夏バテ知らずのムクゲ。
開花する花木が少ない夏、色鮮やかに庭を演出します。
中国原産。夏の暑さにも冬の寒さにも強く、丈夫で育てやすい
ムクゲは、韓国の国花にもなっています。
(写真は祇園小町)
 
科名:アオイ科の落葉低木
樹高:2~4m
花期:7~10月
(写真は宗旦)
 
 

[植え方]
遠くからでもムクゲと分かる特徴のある花は、残念ながら1日でしぼんでしまいますが、夏から秋の長い間、
次から次へと開花します。1日花であるにもかかわらず、途切れることなく咲き続けられるのは、
春から夏にかけて伸びる枝の節ごとに、花芽を形成させるからです。初夏から出回る小さめのポット苗でも、
上手に育てるとその年から花を楽しむことが出来ます。一重咲き・半八重・八重咲きなど数多くの園芸品種が
あるので、好きな花を選んで購入されることをお勧めします。

日当たりと風通しが良く、且つやや広めのスペースが取れる場所に、大きめの植え穴を堀ります。
土質はあまり選びませんが、完熟堆肥又は腐葉土をすき込み、根鉢を崩さないようにして植え付けます。
支柱は特に必要ありません。

鉢植えでも栽培可能ですが、生育が早く根詰まりを起こしやすいので、鉢で育てる場合は、
2回りほど大きい鉢を選びます。また生育期間中、うっかり水やりを忘れ水切れを起こすと、
花芽の形成に影響することはもちろん、樹勢が衰えアブラムシなどの害虫が発生しやすくなります。
特に鉢植えは、夏の開花中も注意が必要です。庭植えの場合も、植栽後しばらくは灌水を行い、
夏は表面の土が乾いたらたっぷりと与えます。

[剪定・整枝]
ムクゲは強く切り詰めても、たいへん丈夫な花木です。
切ったどの枝からも萌芽し、そして、その年伸びた枝に花芽を形成するので、落葉後(12~3月)剪定しても花芽を失うことはありません。毎年、伸びた枝を3節ほど残し、コンパクトに仕立てるよう剪定し、樹形を保つことが大切です。
そのまま放任して育てていると、すぐに大株に成長し、庭のなかで必要以上に場所を取ってしまいます。
大きくなった株は、思い切って太い枝を切り詰めましょう。

[肥料]
・7月と9月の各1回、緩行性の化成肥料を適量、株元にばらまきます。
・寒肥として落葉後、樹冠に添って数カ所穴を堀り、油粕を埋め込みます。

[病害虫]
植え込み後に水切れを起こすと、アブラムシが発生することがあります。
花芽に付いたアブラムシは分かりやすいので、見つけ次第、薬剤散布をしましょう。

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