ブッドレア(房藤空木)

枝先から長く伸びた花穂が風に揺れ、言い知れぬ香りを放つブッドレア。直径1cmほどの小花が密生した円錐形の花序は、初夏から錦秋まで美しく咲き続けます。
中国原産。明治中期に渡来し、放香に誘われて蝶が集まることから、別名「バタフライブッシュ」とも呼ばれています。
自然の樹形を楽しむブッドレアは、イングリッシュガーデンに欠かせない人気の樹木です。
 
科名:フジウツギ科の落葉低木
樹高:1~2m
花期:7~10月
 
 
 
 
[植え方]
直径1cmの小さな花が集まり、長さ20cmほどの大きな房状の花を初夏から秋まで、次から次へと開花させる
ブッドレア。甘い香りを放つので、気付くと蝶が留まっています。
花色は淡紫色が一般的で、その他に白色・濃い紅紫色・ピンク色などの園芸品種があり、
イングリッシュガーデンのワンポイントに欠かせない樹木です。樹高は2m程度ですが、細かく分岐した枝先に
花芽を付けるので、なるべく単植とし自然の樹形を楽しみます。北海道を除く地域で栽培可能です。

日当たりの良い肥沃な土地で、且つ単植できるやや広めのスペースに、大きめの植え穴を堀ります。
その植え穴に、完熟堆肥又は腐葉土をたっぷりとすき込みます。
根が粗いので、ポット苗の場合はなるべく根鉢を崩さないように、注意して植え付けます。
よほど風当たりが強い場合を除き、支柱は必要ありません。

鉢植えでも栽培可能ですが、生育が非常に早く、小さな鉢では水切れによる水枯れを起こしやすいので、
大きめの鉢を選びましょう。初夏から秋にかけての生育期間中、朝夕2回の水やりが必要です。
庭植えの場合も、植栽後しばらくは灌水を行い、夏は1日1回たっぷりと水を与えます。

[剪定・整枝]
自然の樹形を楽しむためにも、あまり剪定はせず放任して育てます。
ただし、大きく伸びて邪魔になった枝を強く切り詰めたい場合は、3月上旬頃に行います。
冬期間の剪定は、花芽も切ることになるので、注意が必要です。
また、開花中は花がらを早めに摘み取るようにすると、株の消耗を防ぎ次々と綺麗な花を咲かせてくれます。

[肥料]
・寒肥として落葉後、株の周囲に丸く溝を堀り、完熟堆肥と鶏糞を混合させたものを埋め込みます。
・6月、根元に化成肥料を適量ばら蒔きます。

[病害虫]
春から秋にかけて、カミキリムシの幼虫であるテッポウムシが、幹から侵入することがあります。
テッポウムシが樹幹内に侵入すると、株のまわりにの土に幼虫の糞が排出され、小さなおがくずの山のように見えます。成虫のカミキリムシを見つけたら捕殺。幹に産んだ卵を見つけたらつぶし、小さな穴と虫糞を見つけた場合は、ダイアジノンを適量注入して中の幼虫を殺します。

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