ツバキ(椿)

つややかな濃緑色のいきいきとした葉と、次々と開花する美しい花は、どんよりとした3月の灰色の空の中にあっても、もうすぐそこに春があることを教えてくれます。
ツバキ科は世界の熱帯・亜熱帯を中心に約30属500種あり、
日本には7属約20種が自生しています。
一般的に私たちが“椿”と呼んでいるものは、その中のツバキ属です。椿の魅力は何といっても多彩な花の美しさ。日本に自生しているヤブツバキ、ユキツバキ、ヤクシマツバキの3野生種をもとに交配した、数多くの園芸種が作出されています。
 
科名 :ツバキ科の常緑低木~高木
樹高 :系統で異なる
花期 :10月~翌年4月頃
実熟期:9~10月頃
 
 
 
[植え方]
日本、中国、東南アジアを原産地とする常緑花木。
日本にはヤブツバキ(藪椿 別名:ツバキ、ヤマツバキ)、
ユキツバキ(雪椿 別名:サルイワツバキ、オクツバキ)、
ヤクシマツバキ(屋久島椿 別名:リンゴツバキ)が自生しています。

1.ヤブツバキは、本州から沖縄に分布する常緑高木。樹高5~6mで、海岸沿いや山地で生育しています。花期は11~12月又は2~4月。濃い紅色の花が咲き、花糸は白色。果実は2cmほどの球形で、熟した種子からツバキ油が精製できます。

2.ユキツバキは、本州の日本海側多雪地に分布する常緑低木。ヤブツバキの変種。
樹高1~2mで、降雪に耐えられるよう幹は地面を這うように伸びています。花期は4~6月。
紅色の花が咲き、花糸は黄色。滅多に結実せず、地面に付いた部分の枝から根を出し繁殖します。

3.ヤクシマツバキは、屋久島や沖縄の山地に分布する常緑高木。花期は11月~翌年4月。
ヤブツバキの変種。花は母種のヤブツバキと変わらないが、果実が直径5~7cmあり、
別名リンゴツバキと呼ばれています。

数え切れないほどある椿の園芸品種は、上記3種を交配させて作出されています。
ヤブツバキ系、ユキツバキ系、ワビスケ系、洋種ツバキ系があり、中でも花が開ききらない
ラッパ咲きの一重の侘助系は、お茶花として大変人気があります。ちなみに、サザンカ(山茶花)も
ツバキ科のツバキ属。椿の兄弟みたいな感じです。椿と山茶花の違いは、椿の花が1輪まるごとポトリと
散るのに対し、山茶花は花びら1枚1枚がバラバラになって散ります。
また富山では、一般的に晩秋から山茶花が咲き→早春から椿が咲き始めます。

春又は秋、 根鉢より大きめに掘った植え穴に完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込み、
やや高めに植え付けます。水はけの良い半日陰の場所を好みます。根付くまで支柱は必要です。

[剪定・整枝]
樹形は自然に整うので、剪定や整枝は特に必要ありませんが、
伸びすぎて樹形を乱す枝は花後に切り落とします。

[肥料]
1月、5月、9月の年3回。
窒素分過多になると、徒長枝と葉ばかりが増え、花芽が付きにくくなるので、油粕のみを大量に施してはいけません。株の周囲に数カ所穴を掘り、完熟堆肥+鶏糞+骨粉に油粕少々を混ぜ合わせた肥料すき込み、上から土をかぶせます。

[病害虫]
よく見かける病気は、葉だと炭素病、斑葉病、モザイク病、暗色褐斑病、輪紋病、輪紋葉枯病。
花は、開花中の花や蕾が茶色く腐敗して落ちる菌核病、急激な天候の変化でおきる晩霜害、花弁の色が抜けて斑入りのように見える斑葉病。

害虫は、年2回チャドクガの発生が見られることがあります。
毒刺毛をもっているので、幼虫が1枚の葉に集合しているうちに、早急に薬剤散布することが大切で、放っておくと風に乗って拡散し被害が大きくなります。被害が少なく手の届く場合は、エタゾールタイプのベニカX(エックス)。大発生時又は手の届かない中高木の場合は、ディプテレックス乳剤1000倍液を散布します。

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