枝先に垂れ下がるほど大きな円錐形の白花を付けるカシワバアジサイは、梅雨で濡れた緑の庭を美しく彩ります。
葉の形が柏の葉に似ていることから名付けられ、秋には紅葉します。北アメリカ東南部原産。
八重咲き・一重咲きの園芸品種があります。
和風・洋風どちらの庭にもよく合い、初夏の花姿と秋の紅葉、
二度楽しめる紫陽花です。
 
科名:ユキノシタ科の落葉低木
樹高:1~2m
花期:6~7月
 
 
 
 
[植え方]
東向きでやや日陰の湿潤な場所に植えると、大きく見応えのある株に成長します。
鉢植えでも容易に栽培可能ですが、2~3年に一度、一回り大きな鉢に植え替える必要があります。
一重咲きの「スノークイーン」、八重咲きの「スノーフレーク」の園芸品種が一般的。
花期が終わりに近づくと、白い花が徐々に赤く色づきます。
春から初夏に、半日陰の場所に大きめの植え穴を堀り、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込んでから植え付けます。支柱は不要です。

[剪定・整枝]
成長しても2mほどの低木なので、放任して自然の樹形を楽しみます。但し、放任せず
小さく仕立てたい場合は、真夏に枝先に花芽が形成されるため、花後すぐに剪定を行うことが大切です。

[肥料]
湿潤な土地を好むので、腐葉土や堆肥等で根元をマルチングすると効果的です。
また花後、樹冠に添って丸く溝を堀り、油粕、骨粉、鶏糞を混ぜ合わせたもの埋め込みます。

[病害虫]
病害虫に強く、特に無し。

ほころぶつぼみに、長かった冬の終わりと待ちわびた春の訪れを
感じる梅の花。「サクラ切る馬鹿 ウメ切らぬ馬鹿。」と言われるように、樹勢が強く狭い庭にも適した梅は、どんどん剪定を行う事で花付きが良くなります。
中国中部原産。日本への渡来は古く奈良時代とされ、万葉集の歌に多く詠まれています。東北以南から九州に分布。
数多くの園芸品種があり、様々な花姿と果実を楽しむ事のできる花木です。

科名 :バラ科の落葉小高木
樹高 :5~10m
花期 :2~3月
実熟期:6月

[植え方]
ウメの品種はとても多く300種ほどとされていますが実際のところは不明で、
形や花等の種類によって系統分類されています。

杏性 :豊後性に似ているが、それよりも全体的に小さめで、葉に細毛が無い。花は淡紅色が多く、晩生。
難波性:野梅から変化した系統。花は白色が多く、花弁が丸い。ほとんどが八重咲き。晩生。
紅梅性:花の色に関係無く、枝を切ると髄が紅色であるもの。枝は細め。
紅筆性:紅梅から変化した系統。枝が上向きで、蕾の先が筆の穂先のように尖り赤くなる。
豊後性:他の系統と比べ枝が太く、細毛のある丸く大きな葉が特徴。
野梅性:山野に自生しているウメの系統。丈夫で小枝が多く、小ぶりの葉をつける。花は白色の一重が多く、
良い放香がします。

落葉後の12月~2月頃、日当たりの良い場所に大きめの植え穴を堀り、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりと
すき込んでから、やや高めに植え付けるようにします。根の活着を良くするために、支柱は必ず必要です。

[剪定・整枝]
「サクラ切る馬鹿 ウメ切らぬ馬鹿」という諺の通り、サクラの強剪定は花付きを悪くし、防腐処理を
怠ると切り口から腐朽菌が侵入し枯れやすくなる事に対し、ウメは太い枝を剪定する事で、樹姿が整い古い枝にも沢山の花が付くようになります。

剪定は年3回。剪定の善し悪しが花付きに影響します。
《花後》 開花後の3月末頃に、今年咲いた長い枝を2~3芽残して切りつめます。
《夏》 花芽の分化期は8月頃で、今年伸びた新梢の葉腋に翌年の花芽を付けまので、実が成り終わり新梢がぐんぐん伸び始める梅雨から夏の間は、ひこばえや徒長枝を切り取る程度とし、夏の強い剪定は避けます。
《冬》 12~1月頃、整姿を目的として混んだ枝を間引き、強く伸びた徒長枝のみ3~4芽残して切りつめます。

[肥料]
冬期(12~1月)に寒肥として、樹冠の下に数カ所穴を堀り、腐葉土や堆肥と鶏糞を混ぜ合わせたものをたっぷりと埋め込みます。
開花後に芽出し肥として、窒素分をやや多く含む化成肥料を蒔きます。
8~9月頃、油粕と骨粉を根元に少量施します。

[病害虫]
病害虫の発生が多く、病気ではかいよう病・黒星病・灰色かび病・炭そ病・うどんこ病などがあり、各病状に応じて処置します。
害虫では、カイガラムシとアブラムシによる被害が多く見られる。カイガラムシ類は、冬期間にマシン油剤を散布し越冬虫を殺し、幼虫ふ化期はスミチオンやカルホスを散布します。少数であれば、ブラシではぎ落としても良い。アプラムシ類には、オルトランを散布。また、春から定期的にオルトラン粒剤を根元に蒔くと、予防を兼ね効果も持続します。

早春、殺風景な山々に春の訪れを告げるマンサクの花。
春一番に「まず咲く」事から転じてマンサクと呼ぶ説、枝一面に黄色い花をいっぽい咲かせ、「豊年満作」を連想させる事から付いたという説があります。中国原産。
東北南部以南、四国、九州に広く分布しています。耐寒性に強く、半日陰のような場所でもよく育ち、一風変わった黄色の小花を楽しめます。

科名 :マンサク科の落葉小高木
樹高 :2~5m
花期 :2~3月
実熟期:10~11月

[植え方]
早春の2月中旬頃から、風変わりなねじれた黄色の小花を沢山咲かせるマンサク。
マンサクの花芽は前年枝の葉腋に付き、翌年新葉の展開前に花が咲き始めます。
蒴果は約直径1cmの卵状球形で、秋に熟すと裂けて、中から2個の種子を飛ばします。
実生からでも育てられますが、開花するまでにはかなりの年月が掛かります。

マンサクの仲間には、中国原産で花が大きく色鮮やかな“シナマンサク”、北海道から本州日本海側に自生し葉の先が丸い“マルバマンサク”、関東以北の本州太平洋側に自生する“オオバマンサク”、花色が赤く花の大きさが小ぶりの“ベニバナマンサク”などがあります。
マンサクは、どのような場所でも良く育ちます。
日当たりの良い場所(半日陰も可)に大きめの植え穴を堀り、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込んでから植え付けます。

[剪定・整枝]
大木にせずに仕立てる場合は、花後すぐに切り戻します。
7月以降になると翌年開花の花芽の見分けがつくので、混みすぎた枝や徒長枝は、秋以降翌年2月頃までの間に切り戻します。

[肥料]
肥料はさほど必要ありませんが、冬期(1月~3月頃)に、樹冠の下に数カ所穴を堀り、腐葉土や堆肥と鶏糞を混ぜ合わせたものを埋め込みます。
8~9月頃、油粕と化成肥料をごく少量施すと良いでしょう。

[病害虫]
病害虫に強く特になし。

「雪が降る富山県で本当に育つの?」とよく聞かれるミカン。
この時期あちこちの玄関先で、たわわに実った見事なミカンの木を見かけます。上手く育てると黒部でも十分栽培可能な事、また風水では、西に黄色の実が成る木を植えると、金運+家庭運UPにつながる事から、最近一番人気の果樹です。
温州ミカンは、鹿児島県が原産地。中国から遣唐使がもたらした柑橘類の種子から、偶然発生したものと考えられています。
暖かな関東以南が適地ですが、柑橘類の中では比較的寒さに強いので、冬の冷たい乾燥した風から守る防寒対策が、枯死させない大切なポイントとなります。

科名 :ミカン科の常緑低木
樹高 :3~4m
花期 :5月
実熟期:11~12月

[植え方]
鹿児島県長島が原産地とされ、遣唐使がもたらした種子から偶然発生した温州ミカン。
原木には多数の種子があり、明治時代に入ってから種子の少ない優良系が突然変異で発見されました。
ミカンといえば温州ミカンというほど一般的で、果肉は甘く柔らかく、程よい酸味と果汁が特徴です。
ミカンを上手く栽培する決め手は、夏の害虫駆除と冬の防寒対策です。
日当たりの良い場所に大きめの植え穴を堀り、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込んでから、苗の根を
四方によく広げて、やや高めに植え付けるようにします。根の活着を良くするために、支柱は必ず必要です。
(※今回温州ミカンについて取り上げましたが、その他の品種も育て方はほぼ同じです。)

[剪定・整枝]
3~4本主柱の開心主枝半円形状に仕立てます。
1本の主枝には4~5本の亜主枝を作り、不要な徒長枝は付け根から切り落とします。
成木の剪定は、太陽の光が内部まで入るように、密生した枝を適度に間引きます。

[肥料]
2月、6月、11月の年3回。
2月は寒肥として、樹冠の下に数カ所穴を堀り、腐葉土や堆肥+鶏糞を混ぜ合わせたものを埋め込みます。
6月と11月は、油粕+骨粉を混ぜ合わせて施します。

[摘果]
沢山実ると嬉しいのともったいないのとで、摘果作業を怠りがちになりますが、
毎年確実に果実を得るためには、適切な時期に必ず行って下さい。
摘果の時期は、自然落果後の7月中旬~8月頃。20葉に1果、良果を残し残りは全て摘除します。

[病害虫]
ミカンの害虫として最も多いアゲハチョウによる被害。
幼木は生育が遅いので、葉を食べ尽くされるまで放置すると、樹勢が衰えます。
家庭果樹栽培程度であれば、アゲハの幼虫を見つけたら、こまめに捕殺するとよいでしょう。

[防寒対策]
冬場、空気が乾燥し葉面からの水分蒸散が起きると、葉内の水分が減少します。また、寒さで地温が下がると、
根の働きが弱り吸水力が低下します。最低気温が零下5度以下になると、越冬できずに枯死してしまいます。
地温を保つために、敷き藁や堆肥・腐葉土などで土を覆い、地上部は縄で縛った上からコモを巻き、冷たい風
から守る事が非常に大切です。

万両・百両(カラタチバナ)・十両(ヤブコウジ)とともに、
縁起木として江戸時代から重宝がられてきたセンリョウ。
日本原産で、北海道南部から沖縄まで栽培可能。
半日陰を好み、西日が強く乾燥した場所を避けて植えます。
淡黄色の小さな花は目立たず質素なのに対し、冬、茎の先端で
色付く赤い実はとても美しく、お正月の生け花に欠かせない花材の一つです。

科名 :センリョウ科の常緑小低木
樹高 :0.5~0.8m
実熟期:12~2月

【植え方】
江戸時代から、観賞用の鉢植えや庭木・生け花用の花材として、広く親しまれてきたセンリョウ。
葉は互生で先は尖り、縁の粗い鋭い鋸葉が特徴。
6~7月、茎の先に短い穂状花序を出し、淡黄色の地味な花を咲かせます。果実は12~2月頃赤熟。
また最近では、園芸品種の“キミノセンリョウ”が、お金が貯まる黄色の果実として人気があります。

センリョウは植える場所が非常に大切です。
腐植質に富む水はけの良い砂質土で、且つ、強い風や西日の当たらない半日陰に植えます。
直射日光の当たる西日の強い場所に植えると、葉やけを起こす等、葉の色が悪くなり鑑賞価値が著しく落ち、
また樹勢も衰えてきます。やや大きめの植え穴に、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込んでから、
植え付けるようにします。幼苗は数株まとめて植えると良いでしょう。また、北海道南部まで
栽培可能なわりに暖地向きで、冷たい風が吹く富山では耐寒性がやや劣るので、
冬に葉を落とすことがあります。

【剪定・整枝】
樹高はどんなに伸びても80cmほどの常緑小低木です。
放任しても樹形にこだわるような樹木ではないので、剪定や整枝は必要ありません。
但し、夏の日ざしや冬の風雪で、葉の色が悪くなったり果実が減ったり、徐々に株が弱ってきます。
このような場合は、冬期間に根元から地上部をばっさり切りつめ、古い株を更新させます。

【肥料】
2月頃、リン酸とカリ成分の多い肥料を葉の色を見ながら施します。窒素分の多い肥料ばかりを
施すと、緑の濃い葉だけが生き生きと、しかし実が付かなくなるので、注意が必要です。

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