事務所の向かいに、モデルガーデン metsässä をつくりました。
訪れていただいたお客様に、庭の中を歩いてご覧いただけるスペースとなっております。
黄色い小屋を建ててから2年かかり、ようやくの完成です。
ここではたくさんの種類の植物や素材を使用しているので、
「実際にお庭にあるとこんな感じ」というのを四季を通してご覧になっていただけます。
フィンランド語で「森の中」を意味するメッツァッサの庭は、名前の通り森をイメージしてデザインしました。
コニファーなどの針葉樹を中心に植栽。
小屋をぐるっと囲むようなレイアウトとなっています。
入口から小屋に続く、緩やかなカーブのアプローチ。
素材は薄いグレーのピンコロを使用しています。
左右にボックスウッドの低い生垣をつくり、歩くところと植栽スペースとを区切っています。
向かって左側はロックガーデンです。
ゴツゴツした岩に、寒さに強い品種のアガベや乾燥に強い宿根草を組み合わせ、自然の風景を模しています。
このスタイルのお庭は、組み合わせる岩や植物の種類によって穏やかにもワイルドにもなるのが魅力です。
右側には白い正方形のタイルを用いたポタジェ(家庭菜園)をつくりました。
タイル貼りのフラットな畑は天気を問わず作業しやすいため、ハーブや野菜などの家庭菜園にぴったりです。
特に、どんどん広がりがちなハーブ類は、スペースをきれいに区切ることができるためおすすめです。
さらにその横の芝生。椅子の両脇に草花を植えることで間隔をとり、作業の合間に会話しながらゆっくり休憩することができます。
小屋裏の小道は、白い敷石×白い砂利のナチュラルな組み合わせ。
果樹ゾーンと薔薇ゾーンを分ける、まっすぐなピンコロ貼りの道。
植物の根元にはウッドチップが敷かれています。
マルチングは、雑草を生えにくくする効果と、地温の上昇を抑えて土の水持ちをよくする効果があります。
果樹ゾーンには、ご家庭での栽培に人気のブルーベリーや柑橘類が中心に植えられています。
ベリーはヨーグルトに入れたりジャムにしたりと、今年は食べきれないほど実り、あとは小鳥に残しました。
ガーデニング で根強い人気の薔薇と宿根草を中心としたスペースです。
現在、オールドローズから現代ローズまで60種類ほどの薔薇が植えられています。
現代ローズは特に病気に強い品種を集めました。
花や葉の色と香り。
空の色と風の音。
収穫を待つ楽しみと自分で食す格別の美味しさ。
弊社にお越しくださった際は、ぜひゆっくりとmetsässäをご覧ください。