これ以上ないほどお金が貯まりそうな名前ですよね。
センリョウとともに縁起木として人気があり、濃緑色のつやつやとした波打つ葉と垂れ下がるように付く赤い実が、冬の庭に彩りを添えてくれます。
観賞用として多くの園芸品種があり、赤の大実と白の大実を紅白で買い求める方が多いのも頷けます。本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の山林に自生。暖地に分布していますが、富山でも植栽は充分可能です。
しかし残念ながら、雪が降り始める頃になると、餌が少なくなった野鳥に食べられてしまい、あっという間に実が消えてしまいます。
 
科名 :ヤブコウジ科の常緑小低木
樹高 :50cm~1m
花期 :7月
実熟期:11月~翌年2月
紅白で寄せて植えると、おめでたさ UPP♪
 
 
[植え方]
本州(関東南部以西)、四国、九州、沖縄の暖地の山地に生育している常緑小低木で、
縁起木としてよく庭植えされています。富山県での植栽は可能です。
冬に実を食べた野鳥が糞を落とし、思いがけない場所でひょっこり万両を見つける事があるほど、実
生の発芽率は高く生長も旺盛です。但し、実生からだと結実するまでに5年ほどかかります。

春又は秋、 風当たりが弱く且つ屋根雪が当たらない半日陰の場所に、根鉢よりやや大きめに掘った
植え穴に完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込み、やや高めに植え付けます。
西日の強い乾燥する場所に植えると、千両ほどではありませんが樹勢が落ちます。
木陰などの半日陰が最適です。支柱は特に必要ありませんが、冬の積雪と夏の乾燥に注意して下さい。

また、万両は“連作”を非常に嫌う樹木です。枯れた場所にもう一度…は避けて、
必ず抜いた場所以外に植えましょう。鉢植えの場合は、用土も鉢も全て違うものに取り替えます。

[剪定・整枝]
樹形は自然に整うので、剪定や整枝は必要はなく、放任して育てます。

[肥料]
2月、9月の年2回、化成肥料を株元に少量ばらまきます。

[病害虫]
樹勢が衰えるとカイガラムシやアブラムシが発生します。
要因となっている環境を変える必要があります。

「オトコヨウゾメ???」どうしても頭の中に「男・酔う・染め」と浮かんでしまう、少々変わった名前の「男ヨウゾメ(別名:コネソ)」。名前の由来の定説は不明です。
初夏に白い花を咲かせ、ちょうど今頃、小さな赤い実を付けています。本州・四国・九州に広く分布する、樹高3m程度の日本固有の落葉低木。秋の紅葉が美しく、雑木の庭や坪庭によく合います。
 
科名 :スイカズラ科の落葉低木
樹高 :2~3m
花期 :5~6月
実熟期:9~11月
 
 
 
[植え方]
北陸地方を除く本州、四国、九州地方の山野の日当たりの良い場所に自生している、日本固有の樹木。
樹皮は灰褐色で、枝はよく分岐して茂る、すっきりとした樹姿の落葉低木です。
5~6月、枝先に散房花序を垂らし、白い小さな花を付けます。果実は約8mmの楕円形の核果で、
9月~11月頃赤く熟します。樹高は成長しても3m程度と手頃な大きさで、灰白色の枝に紅葉と赤い実が、
花入れにぴったりなのでで、茶道を嗜む女性に人気があります。名前の由来の定説は無く、不明。
ガマズミ類を「ヨウゾメ」と呼ぶ地方があり、果実が赤く熟すと食べれるのに対し、本種の実が痩せて
食用にならない事から、男という文字を冠に配して、「オトコヨウゾメ」になったのではないか
という説があります。早春又は秋、 水はけの良い日なたの場所に、根鉢よりやや大きめに掘った植え穴に
完熟堆肥をすき込み植え付けます。支柱は特に必要ありません。

[剪定・整枝]
樹形は自然に整うので、剪定や整枝は必要ありません。
よく分岐し枝が混んできた場合は、落葉中に枝を間引く程度とし、
なるべく放任して育てます。

[肥料]
2月、8月下旬~9月上旬の年2回。
2月は寒肥として、根元周囲に丸く溝を堀り、腐葉土と鶏糞を混ぜ合わせたものを埋め込みます。8月下旬~9月上旬に追肥として、粒状の油粕と化成肥料を等量混ぜ合わせたものを根元にばらまきます。

[病害虫]
穿孔性害虫のテッポウムシ(カミキリムシの幼虫の総称)が幹に穴をあけ材部に食入することがあります。小さな被害穴は気をつけて見ないと分かりにくいのですが、穴から排出された細かいおがくず状の虫糞が地上に積もり気づきます。
見つけた場合、早期処置が大切になります。成虫のカミキリムシは見つけ次第捕殺。
食入している幼虫を殺すための簡単なやり方として、アリ退治用エアゾールのノズルを虫糞排出孔に
差し込み噴霧します。また同時に、ダイジストン粒剤を根元にばらまくと防除効果があります。

ビタミンCたっぷりの酸っぱいレモン。
別名「クエン(枸櫞)」とも呼び、柑橘類の有機化合物
「クエン酸」の由来となっています。
レモンはヒマラヤ西部原産の常緑果樹で、日本には明治の初期に渡来。当初は雨の多い日本の気候に合わず、栽培可能な適地が少なかったが、現在では品種改良等によって富山県でも栽培可能です。
 
科名:ミカン科の常緑低木
樹高:4~5m
花期:5月
 
 
 
 
[植え方]
ミカンと同様、レモンも適度に暖かく雨の少ない、瀬戸内海沿岸地域での栽培イメージが強く、
「ほんとうに富山県で栽培出来るのか?」とご質問をうけます。温暖化の影響もあり降雪量が減った事も
ありますが、病気に強い苗木が普及している事もあり、冬の防寒対策を怠らなければ、
露地植えでも栽培は可能です。本来、レモンは四季咲き性。本場カリフォルニアでは
年に3回開花→結実しますが、日本での開花は5月頃が最も花が多く、
果実は10~12月頃、直径6cm程度になったものから順に緑果のうちに収穫します。

冬は空気が乾燥するので、葉面からの水分蒸散が起きると葉内の水分が減少します。
また寒さで地温が下がると、根の働きが弱り吸水力が低下します。
レモンは最低気温が零下3度以下になると、越冬できずに枯死してしまうため、
防寒対策が1番大切なポイントです(成長しても毎年必要です)。
地温を保つために敷き藁などで土を覆い、地上部は縄で縛った上からコモをしっかり巻き、
冷たい風から守ります。降雪時には、コモに積もった雪をこまめに払い落としてあげましょう。
うまく冬越しさせられるか不安なときは、移動可能な鉢植えにし、冬の間は乾燥した冷風の当たらない
風除室や車庫内で管理すると安心です。なお、鉢植えで管理していると、冬の水やりをうっかり忘れがちに
なります。鉢内の土が乾いたら、晴れた日中に水を与えます。

風当たりの強い場所や、強い西日が当たる乾燥した場所に植えると、結実不良になります。
3月下旬~4月下旬頃、朝日が当たり強い西日が当たらない場所を選び、根鉢より
大きめに掘った植え穴に完熟堆肥をすき込み、根を四方へよく広げて植え付けます。
乾燥した土壌を嫌うため、敷きワラ等で株元をマルチングしてあげるとよいでしょう。
根の活着を良くするために、支柱は必要です。
また、レモンの木には大なり小なり、ほとんどの品種にトゲがあります。刺さるとかなり痛いので、
取り扱いには充分注意して下さい。

[剪定・整枝]
しっかり根付くと発育は旺盛なので、徒長枝が発生します。
レモンは樹冠内部に結実するため、夏に伸びた枝は冬の間に付け根から切除し、
春に充実した新梢を多数確保することが大切になります。

[肥料]
3月、6月、10月の年3回。
3月は寒肥として、樹冠の下に数カ所穴を堀り、腐葉土や堆肥と鶏糞を混ぜ合わせたものを埋め込みます。
6月と10月は、油粕+骨粉+鶏糞を混ぜ合わせたものを施します。

[病害虫]
カイガラムシ、ミカンハダニ、コナジラミなどが発生しやすいので、冬期間にマシン油剤による
薬剤散布を行います。また、アゲハチョウの幼虫は柑橘系の葉が大好物です。
せっかくの蕾も食べられてしまうので、こまめに捕殺しましょう。

まるで金平糖のお菓子のような可愛らしい蕾のカルミア。咲くとパッと傘をひろげたような五角形の花は、思わず近づいて何の木だか確かめたくなる、存在感たっぷりの常緑低木です。
北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に渡来しました。
品種改良が盛んに行われ、中でも花弁の外側が濃く内側が淡紅色の「オスボレッド」は、人気の高い園芸品種です。
 
科名:ツツジ科の常緑低木
樹高:1~2m
花期:5~6月
開くと傘のようで可愛いですよね~♪
 
 
 
[植え方]
初めて弊社販売店でカルミアを見たというお客さまが、必ず立ち止まり近づいてから言われる、
「まぁ~!可愛い!これ何ていう木??」見飽きることのない可憐な花は、直径1.5cmほどの椀形で5裂し、
枝先に数十個固まって開きます。幹はなかなか太らず、且つ枝が混まない常緑低木ですので、
狭い場所や鉢植えにも適しています。アメリカ合衆国コネチカット州とペンシルバニア州の州花。

寒さに強く暑さにも強い樹木なので、全国にて栽培可能。
日なたを好みますが、乾燥した強い西日が当たる場所は葉灼けを起こし樹勢も徐々に衰えるので、
落葉樹の下や強い西日の当たらない、風通しの良い場所を選びましょう。
根鉢より大きめに掘った植え穴に、完熟堆肥+ピートモス(水苔を乾燥させ細かくした園芸用土)
を混合させたものをすき込み植え付けます。
乾燥した土壌を嫌うため、完熟堆肥等で株元をマルチングします。
支柱は特に必要ありませんが、積雪等で枝が折れやすいため注意が必要です。成長が遅いので、
鉢植えを購入し庭に植えると、残念ながら少々見劣りします。庭に植えるカルミアは、
ある程度ボリュームのある苗木を購入される事をお勧めします。

※現在、弊社販売店グリーンショップにて、カルミアの開花株を販売しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

[剪定・整枝]
放任しても自然に樹形が整うため、剪定は必要ありません。
但し、毎年開花させるためには、花が終わった直後に花がらを摘んでやることが大切になります。
花がら摘みを怠ると、果実となり翌年の花付きが非常に悪くなったり、隔年開花となります。
こまめに花がらを摘んであげましょう。

[肥料]
寒肥として、株の周囲に完熟堆肥+ピートモス
を敷きます。

[病害虫]
6~10月頃、ハマキムシが発生することがあります。
スミチオン1000倍液を散布します。

春の穏やかな日射しをあびて、あたりに放香を漂わせるライラックの花。ゴールデンウィーク頃、枝先に淡紫色の円錐花序をつけます。寒さに強いライラックは、別名「リラ」とも呼ばれ、涼しい気候を好むため、北海道で多く植えられています。
ヨーロッパ東南部原産で、日本には明治の中頃に渡来。淡紫色の他に、白色、桃色、濃紫色などの園芸品種があります。
シンボルツリーとして人気があり、香水や芳香剤の原料としても利用されています。
 
科名:モクセイ科の落葉低木
樹高:2~4m
花期:4~5月
 
 
 

[植え方]
長さ約1センチの筒形の先が4裂するライラックの花冠。4枚の花びらが一般的ですが、
まれに5枚あるものがあり、それを見つけると幸せになれるという言い伝えがあります。
幹が直立生なので、さほど枝が混まずに狭い場所にも植えられ、春に咲く花は良い放香を漂わせるため、
シンボルツリーとして人気の高い花木です。

寒さに強く暑さに弱い冷涼地向きの樹木なので、夏の強い西日が当たらない水はけの良い場所を選びます。
根鉢より大きめに掘った植え穴に、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりとすき込み、やや高めに植え付けます。
また、植え付け後、日射しから根元を守り乾燥を防ぐ目的で、完熟堆肥等で根元を
マルチングしてあげるとよいでしょう。高めに植え付るので、支柱は必ず必要です。
幼苗のうちは鉢植えでも栽培可能ですが、根鉢より二回りほど大きめの鉢を選び、
2~3年に一度植え替えが必要になります。
※弊社販売店グリーンショップにて、現在ライラックの苗木(淡紫花、白花)を販売しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

[剪定・整枝]
放任して育てても自然に樹形が整いますが、開花枝を充実させ翌年の花房を大きくさせるために、
花が終わった直後に強剪定します。6~8月頃には翌年の花芽を形成しています。
夏に新梢を剪定すると花芽を切ることになるので避けます。
込み入った枝を間引く場合は、落葉後に枝元から切り落とします。

[肥料]
1~2月頃、寒肥として株の周囲に鶏糞を埋め込みます。

[病害虫]
5~7月頃、枝や幹がカイガラムシの寄生で真っ白になることがあります。樹勢は著しく衰えます。
殻に覆われると薬剤を散布しても全く効果が無いので、樹幹をブラシなどで擦り、
カイガラムシを剥ぎ落とします。なお幼虫孵化期には、スミチオン、スプラサイドなどの薬剤を散布します。

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